2008年12月20日土曜日

Google Chrome

Google が開発したMozillaベースの新しいブラウザChromeのβ版のアナウンスがあったのが2008年9月2日、翌3日からWindows版のダウンロードが可能となった。
当時、私も、どんなものかと思い、早速ダウンロードして、使用感を確かめてみたのだが、確かに、速度は体感で分かるほど他のブラウザより速かったが、常用ブラウザにするには、まだまだ非力でした。
この時点で、FireFoxと比較してどうだろう、と考えた内容は
・Win版しかないのは、今後のユーザー確保には、難しい
・セキュリティに関しては、まだ疑問が残る
・今後提供しようとしている内容が、FireFoxと被っている
・アドオンで拡張・カスタマイズ可能なFireFoxとそれが現時点はまだないChrome
・オープンソースで実績のFireFoxと始まったばかりのChrome
まぁ、ざっとこんな感想を抱いたものでした。
ただ、第三の勢力としては、十二分なインパクトを与えてくれました。

アナウンスによると、レンダリングエンジンにはAppleの「Safari」で採用されているWebKitを用い、Google’s Gears projectにも対応しているとのこと。Google Grearは、同梱済みのようです。

またオープンソースの「V8」と呼ばれるJAVAScriptエンジンを採用し、JAVAScriptの動作を高速化しているとの事。
ブラウザ中で最も使用頻度の高いプラグインであるFlashPlayerは、ActiveX版ではなく、Plugin版を採用している。
開発者向けにも考慮され、ソース表示は、シンタックスハイライトされ見やすくなっています。これは、どのブラウザでも採用されていますので、当たり前の技術ですが。
要素上で右クリック→要素の検証、でインスペクター表示され、要素を書き換える事でウェブページをリアルタイム編集する事ができます。
JAVAScriptコンソール、JAVAScriptデバッガを持っていますので、要素中のJAVAScriptの検証、ベンチタイムワーク表示などが可能です。これらはFireFoxのAddOnで知られてるFirebugによく似たもので、開発者向けには、とても便利な機能と言えます。

独自機能として、ブラウザタスクマネージャーを持っており、GoogleChrome内で動作中のタブのCPU使用率、及びプラグインのCPU使用率が表示されます。Flashなどの負荷をブラウザ内から見れるのは、とても便利です。

V8ベースのベンチマークテストに於いてβ版比較値で1.5倍の高速化が施され、ユーザーフィードバックの情報から、ブックマーク関連のインポート・エクスポート、プラグインの修正、プライバシーコントロール等に修正・追加が施され、配布に至った。
個人的には、ブックマークマネージャーが追加され、他のブラウザからの乗換えがし易くなったのは、嬉しい改善点であった。

今回の正式版は、β版の安定・向上を図った上での配布開始になってるが、今後の当面の課題として、RSSサポート、フォーム自動フィル等が挙げられている。

シンプルで使用感のいいブラウザだと思うので、今後のバージョンアップにより、常用ブラウザとしての位置を確保して欲しい。
是非とも、APIの公開、アドオン機能の充実で、FireFox並みのカスタマイズを実現しつつ、不安定要素、パフォーマンスの向上を目指して欲しい。

今後は、Chromeの使用感、カスタマイズ、自己中的なScript作法などをここで紹介していこうと思っています。
一般技術誌や公式Blogでは書かれてないような内容にも目を向けて、ズバリな記事が書ければいいかなぁ、と思ってますので、どうぞよろしく! ^^

0 件のコメント:

コメントを投稿