2008年12月29日月曜日

YourFileHostの設定

Blog公開早々に問い合わせメールを頂きました。ありがとうございます。
こんなすぐに反響があるとは思ってなかったので、少し嬉しいです^^

今回問い合わせ頂いたのは、YourFileHost.comというファイル共有サイトでの、Chromeの設定ということでした。
どうやらここは、アダルトメインのサービスのようですが、少し経緯を調べてみたところ、日本からのアクセス過多が原因で、何度も日本からのアクセス制限を実施してるようです。
現象としては
1.ファイルにアクセスするとReplay表示がいきなり出て、再生されない
2.3~4個のファイルを見終わると、ID登録の画面になり、ファイルにアクセスできない
3.Downloadリンクをクリックしても、ファイルがダウンロードされない
4.数個のファイルを同時再生すると、何枚目かで再生が停止する。
があるようです。

1.の原因としては、優先言語に「日本語」があると、アクセスを遮断されているようです。言語設定をenに変更すればOKのようです。
言語設定の方法
「Google Chromeの設定」ボタン→「オプション」→「詳細設定」→「言語とフォント」
「言語やフォントを変更」ボタン→「言語タブ」→言語一覧表
ここに「日本語」がある場合、削除
新たに「英語」を追加する
「OK」ボタンをクリックして、設定を保存します。















2.の原因としては、1日にアクセスできるファイル数に制限がるようです。時間を置けばアクセスできるようになります。または、クッキーを削除し、ブラウザを再起動させることで、すぐアクセスできます。
クッキーの削除
YourFileHostにアクセスしているタブがある場合は、全て閉じます。
「Google Chromeの設定」ボタン→「オプション」→「高度な設定」
「Cookieを表示」ボタンをクリック
クッキー一覧から、www.yourfilehost.com 及び yourfilehost.comのクッキー全てを削除する
「OK」ボタンをクリック
Chromeを終了し、再度、起動すると、アクセスできようになります。
3.の場合、どうやら、ダウンロードできるもの、できないものがあるようで、サーバー側の設定に依存してるようです。
今のところ、Chromeの設定でなんとか出来る問題ではないようです。
4.の原因は、同時にアクセスできるファイル数が決まっているようで、再生が停止した場合、別のファイルを1つ閉じる(もしくはタブを閉じる)と、再生が再開されます。

ざっと調べてやってみただけなので、この通りやってもうまくいかない場合があるかもしれません。
その際は、詳しい状況をお書き頂いて、コメントなりメールなりで、お問い合わせください。
今後もこの件については、フォローしていきたいと思ってます。

2008年12月25日木曜日

UserScriptを利用可能にするGreasemetal

既存のブラウザ(IE、FireFox等)から、Google Chromeに乗り換えられない理由として、全開、ユーザーカスタマイズが不備であることを書いた。
唯一ブックマークで動作させることは可能だが、かなりスマートじゃない方法と言える。
それが今回、ユーザー拡張を大幅にできる、FireFoxではお馴染みの「GreaseMonkey」(グレモン)のChrome版が配布開始となった。
サイボウズ・ラボ(株)は12月10日、Greasemonkeyスクリプトを「Google Chrome」で利用可能にするソフト「Greasemetal」を公開した。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP/Vista上の「Google Chrome」v0.2.149.29で動作を確認した。現在、同社のラボサイト“31tools.com”からダウンロードできる。
「Greasemonkey」とは、特定のドメインやURLを開いた際に指定したJavaScriptを実行できる「Firefox」用の拡張機能。「Greasemetal」は、このGreasemonkey用のスクリプトをGoogle製のWebブラウザー「Google Chrome」で利用できるようにするソフト。ただし、すべてのスクリプトを利用できるわけではなく、“GM_”という文字列で始まるGreasemonkey独自の関数を利用しているスクリプトには非対応。
"GM_"関数が使えないのは、ちょっと残念だが、これでかなりの独自機能を追加できる。FireFox用のScriptは同梱しているJAVAScriptエンジンの違いで、動作しないものが多いようだが、AppleSafari用のであれば、かなりの確率で動作するようである。これは、SafariのJAVAScriptエンジンが、Chromeのと同じV8だからであろう。

インストール
Greasemetalをインストールするには、こちらからダウンロードしたファイルを、Google Chromeを全て終了した後、起動させるだけで完了する。

起動
Greasemetalを有効にした状態でGoogle Chromeを使用したい場合は、インストール後に出来たデスクトップ上のアイコンまたはスタートメニューから、Greasemetalを起動しなければならない。もし、Google Chromeから起動した場合は、Greasemetalは有効になってないので、ユーザーScriptは動作しないことになる。

ユーザーScriptの追加
独自のScriptを追加する場合は、Greasemetalのインストールフォルダ下にある「userjs」フォルダ内に、*****.user.jsファイルを追加するだけでよい。

便利なScript
何個かChrome上で動作が確認されているScriptを紹介します。
oAutoPagerize        「次のページ」がある場合、スクロールエンドで自動で次のページを追加表示してくれるScript。検索結果の表示など、とても便利です
Greased Lightbox Linkイメージがある場合、クリックしてそのURLに飛ばなくても表示してくれるScriptです。
UserScript.org        GreaseMonkey, Greasemetalで動作するScriptを集めたサイト。ここで必要なScriptを検索、ダウンロードして使うことができる。

最初の自作Script
当然ですが、自分に合ったScriptが見つかる保障はありません。そんな時は、Greasemetalの作法に則って、自作しちゃえばいいわけです。
ちょっとしたHelloWorldを作ってみますね。

// ==UserScript== 
// @name          Hello Everyone 
// @namespace     http://anomaly-labo.blogspot.com/ 
// @author        Anomaly Code 
// @version       100000 
// @description   Anomaly's first Greasemetal Script 
// @include       http://*.yahoo.co.jp/* 
// @exclude       http://sports.yahoo.co.jp/* 
// ==/UserScript== alert("Hello, Everyone!!!");
これが、もっともシンプルなGreasemetal用のScriptだと思います。 
// ==UserScript== 
// 
// ==/UserScript== 
で囲まれた部分が、metadataです。ここで、このScriptの情報、動作規定を示します。 
// @name        これは、このScriptの名前です。他のScriptと同居させる場合、重ならない名前にしましょう。 
// @namespace   このScriptの関連URLを示します。上記では、このBlogを示しています。 
// @author      このScriptの作者名です。 
// @version     このScriptのバージョン番号です。 
// @description このScriptの説明です。
ここまでが、Scriptの属性情報です。 
// @include     このScriptが動作するべきURLを示します。ワイルドカード「*」が使えます。複数ある場合は
         複数行に分けて記述する事ができます。 
// @exclude     このScriptを動作させないURLを示します。
これで、Scriptの作法は終わりです。以下、V8エンジンに対応したJAVAScriptを記述していけば、思ったような 動作をさせる事が出来るようになります。  保存する場合、ファイル名と保存場所に気をつけなければなりません。Greasemetalの場合、ユーザースクリプトは 必ず、****.user.jsというファイル名でなければなりません。ここでは、「hello.user.js」として、Greasemetal が保存されているフォルダ下の「userjs」フォルダ内に保存しました。   動作確認は、Greasemetalを起動し、Google Chromeが起動するので、http://www.yahoo.co.jp/へアクセスしてみま しょう。無事、Hello, Everyone!!! と表示されましたか?  次にhttp://sports.yahoo.co.jp/にアクセスすると、表示されないのが分かると思います。 include, excludeの動 作が確認できると思います。   今後も、独自Scriptを発表していきたいと思います。

2008年12月20日土曜日

Google Chrome

Google が開発したMozillaベースの新しいブラウザChromeのβ版のアナウンスがあったのが2008年9月2日、翌3日からWindows版のダウンロードが可能となった。
当時、私も、どんなものかと思い、早速ダウンロードして、使用感を確かめてみたのだが、確かに、速度は体感で分かるほど他のブラウザより速かったが、常用ブラウザにするには、まだまだ非力でした。
この時点で、FireFoxと比較してどうだろう、と考えた内容は
・Win版しかないのは、今後のユーザー確保には、難しい
・セキュリティに関しては、まだ疑問が残る
・今後提供しようとしている内容が、FireFoxと被っている
・アドオンで拡張・カスタマイズ可能なFireFoxとそれが現時点はまだないChrome
・オープンソースで実績のFireFoxと始まったばかりのChrome
まぁ、ざっとこんな感想を抱いたものでした。
ただ、第三の勢力としては、十二分なインパクトを与えてくれました。

アナウンスによると、レンダリングエンジンにはAppleの「Safari」で採用されているWebKitを用い、Google’s Gears projectにも対応しているとのこと。Google Grearは、同梱済みのようです。

またオープンソースの「V8」と呼ばれるJAVAScriptエンジンを採用し、JAVAScriptの動作を高速化しているとの事。
ブラウザ中で最も使用頻度の高いプラグインであるFlashPlayerは、ActiveX版ではなく、Plugin版を採用している。
開発者向けにも考慮され、ソース表示は、シンタックスハイライトされ見やすくなっています。これは、どのブラウザでも採用されていますので、当たり前の技術ですが。
要素上で右クリック→要素の検証、でインスペクター表示され、要素を書き換える事でウェブページをリアルタイム編集する事ができます。
JAVAScriptコンソール、JAVAScriptデバッガを持っていますので、要素中のJAVAScriptの検証、ベンチタイムワーク表示などが可能です。これらはFireFoxのAddOnで知られてるFirebugによく似たもので、開発者向けには、とても便利な機能と言えます。

独自機能として、ブラウザタスクマネージャーを持っており、GoogleChrome内で動作中のタブのCPU使用率、及びプラグインのCPU使用率が表示されます。Flashなどの負荷をブラウザ内から見れるのは、とても便利です。

V8ベースのベンチマークテストに於いてβ版比較値で1.5倍の高速化が施され、ユーザーフィードバックの情報から、ブックマーク関連のインポート・エクスポート、プラグインの修正、プライバシーコントロール等に修正・追加が施され、配布に至った。
個人的には、ブックマークマネージャーが追加され、他のブラウザからの乗換えがし易くなったのは、嬉しい改善点であった。

今回の正式版は、β版の安定・向上を図った上での配布開始になってるが、今後の当面の課題として、RSSサポート、フォーム自動フィル等が挙げられている。

シンプルで使用感のいいブラウザだと思うので、今後のバージョンアップにより、常用ブラウザとしての位置を確保して欲しい。
是非とも、APIの公開、アドオン機能の充実で、FireFox並みのカスタマイズを実現しつつ、不安定要素、パフォーマンスの向上を目指して欲しい。

今後は、Chromeの使用感、カスタマイズ、自己中的なScript作法などをここで紹介していこうと思っています。
一般技術誌や公式Blogでは書かれてないような内容にも目を向けて、ズバリな記事が書ければいいかなぁ、と思ってますので、どうぞよろしく! ^^